「見て分からんかの?」
「何か、テレビやるのか」
「不思議なことを聞くのう。その若さでもう記憶力が衰えたか」
「あんたに言われるとマジ凹むぞ」
「これをよう見て思い出してみい」
「?…………ッ!」
(実は神の瞳を持っていた)幸村先生の台詞が、今の私にマッチしすぎです。
「どうして俺はこのアニメを見ようと思ったんだろう?」
「また不思議なことをいう…そういう間柄であるからじゃろうに」
そうだ、そうだよ! 私たち、こんな大切なことを……!
間が開きまくりましたが、ようやくCLANNAD、9話まで補完しました。この際、視聴をBS-iベースにスイッチしようかとちょっと考えてしまいました(放送時間も1時間早くて身体に優しいですしね)。
で、PC版発売当時から周りにやれやれ言われていた風子シナリオですが……ものすごくONEですね、ちょっとだけあゆシナリオの入った、そんなONE。
だから結末の第9話よりも、第8話の方がダメージ高かったですね。どんどん風子が忘れ去られていき、朋也と渚が変人に思われる場面。どんどん忘れ去られて報われないのに、ひたすら声をかけ続ける風子。精神的にどん底になったところで、傷口に塩を塗りこむかのように「よ、お二人さん」と声をかける春原……。
なのに。
なのにそこで。
「なあ、風子ちゃんも何かいってやってくれよ」まるで当たり前のように登場する台詞。そして目を潤ませながら、さっきとは正反対の、罪悪感に苛まされるような様子で、ぽつぽつと風子のことを語りだす春原……。
これがKeyが、CLANNADに持たせた武器だったのですね。
朋也「じゃあヒトデを卒業した記念日」
風子「一生ともに歩み続けます」
風子、そしてそれよりも春原に、栄光あれ。
追記:
上記感想の流れでは書けませんでしたが、春原の感動の後の早苗さんの涙……あれは悪魔の所業です……春原の全く逆のパターンで、しかもそれが、第8話のほぼラストに起こるんですから……本当にある意味、一気に見れた自分は幸せかもしれません。
追記2:
ニコニコで、EDを「影二つ」にしたバージョンを見ました。「影二つ」初めて聞きました。確かにこの話のまとめとしてはこっちの方がいいですね。