こんな大看板の続編として生まれなければいけないんだから、To Heart2は本当に大変だ。
MXTVは6日に放送、リアルタイムで見る予定が、昨夜は疲れて寝てしまった…。起き抜けに鑑賞しました。
最後だけ『ワンクールアニメ』の結末になってしまい残念。作画の崩れも目立ってたし(崩れるな、ではない。崩れても見返さなければ目立たない場合もある)
やはり一つの話にヤマを詰め込みすぎたせいだと思う。(1:マルチとの別れ 2:長瀬と浩之の決意 3:その後~大学合格 4:卒業式の告白 5:マルチ再起動)
リアリズムなツッコミ入れるなら、だいたいの大学の合格発表は高校卒業式の後なんだから、掲示板の前で人目はばからず告白、って流れにすればよかったのに。
他のキャラの扱いが投げっぱなしだったのは致し方ないかと(私があかり・マルチ好きだって事はあるけど)ただ、志保は無理に進学させず、原作どおり高卒からジャーナリズムの世界に飛び込んでほしかったなぁ。
でも、ベタな所は最後まですごく決まっていた。眠ることを決意するマルチ、観覧車防衛する女の子達の啖呵、長瀬の決意の台詞、強くなったあかりのアクション(強く出ても、はにはにの保奈美のようにイヤミに見えないのは、あかりが本当にいいキャラだからなんだと思う、パラソル後の祐巳ちゃんと同じ)。自分が書くとしても、こう描くだろうし。(実際自作『Schnee Traum』では、主人公が琴音であるという違いはあるけど同様にやった)やっぱり自分は王道が心底好きなんだなぁと実感しました。
個人的にイチオシなのはセリオ。俯いて「……雨です」と言う姿が、ベタだと思っていてもやられた。前回のマルチ捜索中の「…姉さん」とあわせて花丸。このアニメで二次創作を書くとしたら、このセリオを書きたいと思う次第。
蛇足ですが口パクだったアイキャッチ。「とぅはーと」じゃなくて「だいすき!」って言ってたのね^^