あの骨董屋の中の張り紙に、こっそり「ラーメンセット始めました」ってのもあったし…。
久しぶりに気持ちに余裕を持って見れましたー(感涙)
舞シナリオの記憶はほとんど薄れているので、先週抜きでも、展開が分かるかどうか若干不安ではありましたが、見てれば思い出しますね。少なくとも北川の救済はなかった……と思う。
今回は、タイトル「あぶなげな三重奏 ~trio~」がストレートに主題をあらわしてましたね。舞と佐祐理、栞と香里、そしてアニメオリジナルの舞とあゆと、祐一の三重奏×三重奏で動いた話。しかし、本気で舞を狂言回しに使うんですね京アニは……。今日の舞の台詞は「ストレートすぎる!」といいたくなるぐらいに真相云ってますし。でもこうやって、全ヒロインにあゆを絡ませることで、最後の最後がより味わい深くなると思うんですよ……。
個人的に、舞シナリオは進めば進むほど鬱ポイントが増大していくんですが、今回は祐一がだんだんイラついていき夜の校舎で激高するという、一話の中での感情変化がよかったです。アニメの本領発揮って感じでしたね。気持ちを最初から説明してしまう小説にも、顔が見えないラジオでも、声が出せない漫画でも、主人公を画面に出せないゲームでも難しい。こういうところ見れると鑑賞する甲斐があるというものです。
あとは、舞のメンチビーム(笑)もとい威圧。今でこれなら、佐祐理さんが舞の退学を避けるために生徒会に加わるのを止めるときはどうなるんでしょうかねぇ。楽しみです。
しかし、衝撃で廊下を滑る少女、蠢く空間の歪みのような『魔物』、振り下ろされる剣撃、衝撃で飛び散る光と……アニメーションとしては魅せやすい(not作り易い)んだろうけれど、改めて舞シナリオが、Kanonでは非常に異質なシナリオだということを感じます。
雪の街での日常恋愛模様の中で、唯一、生死をかけた戦闘のあるストーリー。
家族や思い出の織り成す暖かさの中で、唯一、周囲から理不尽な悪意を向けられる設定(栞への悪意は心の弱さと愛情の裏返しですし、真琴への悪意は自分から手を出した祐一(しかも序盤)だけ。美汐の場合は皆「嫌い」ではなく「ニガテ」と思っているだけですから)。
それでも佐祐理さん目当てでここを真っ先にクリアしてしまう人が多い……Kanonって難しいですね。
さて次回は、うわあ……原作知っているだけに目を覆いたい場所ですよ。
2007年の事始、お屠蘇気分にここ持ってくるかぁ!? って感じ。真琴シナリオとはまた違った意味で覚悟します。
※おまけ
アニメイトで昨日DVDの第一巻買いました。