2006年10月21日

Kanon第三夜(マッド・キー・パーティ 10月21日追記)

「東映版をプラス評価するの初めて聞いた……」
「別に肯定してるわけじゃない、黒歴史にするぐらい叩くほど悪くないってだけだ!」
「そうそう、not badであってgoodとは言ってない」
「そんなこと無いですって!」
「短かったせいかもしれないけど、何処を見せるかちゃんと分かってたから、ストーリーは東映版のほうが上な気がする」
「いやストーリー以前でさ、あの絵はどうよ? 追いかける前に絶対切るって」
「……なんかこっちのあゆの方が可愛く見えてきた」

――昨夜も、鍋を夜通しつつきながら二つの“Kanon”を巡って喧々諤々の議論になりました(笑)。こんばんはあるごるです。どうしても二つあれば比較対照してしまいますよね……。
Kanon第三回、今度もばっちりリアルタイムで鑑賞しました。以下感想。
あ、当blogではサイトの性質上、この先の展開のネタバレもふんだんに出てきますので要注意。




三回見てなんとなく悟りました。京アニはこのKanonを「漫画」じゃなくて「ドラマ」にしたいんだなということが。
つまり、私たちが普通に生活していてやら無いような動作を極力排除している気がするのです。
目が点になったり光ったり、集中線を引き連れながら突撃してきたり、爆発したり2頭身になったり、背景にバラの花園が出てきたりは絶対にしない。
「あんたら一家は食人種かっ」ってツッコミが消えていたのも、「カゼです」って言われたときに派手にずっこけたりしなかったのも、そのせいだと思うのです。(だからこそ、人ではない真琴が冷蔵庫に獣のようにしがみついているのは暗喩に見えます。穿ち過ぎですかね?
逆に現実らしい部分は細かい。真琴との口論とか、子供の頃した口喧嘩のまんまですね。あとこんにゃくの質感……あのシーンの祐一はいや、今思い出すと人間離れした表情だったような(笑)

今回は、ダントツに栞の見せ方がうまいと思いました。
ゆっくりと、お互いの顔の周りをカメラが回っていくあの芸の細かいシーンじゃないですよ?(そこもすごいですけど)
祐一が帰ろうとした瞬間、木陰からそっと現れるところですよ。まさに本人の大好きな「ドラマのような登場」じゃないですか。そして、そして、なんと言っても「苗字は!」という祐一の問いかけに、無言で帰っていくあのシーン! こないだのキーアイテムの欠如を補って余りある魅せ方でしたよ!
前回はアニメで佳乃のよさを再認識しましたが、今回は栞の良さを再認識しそうです。
また、こういう週でもちゃんと舞・佐祐理を出して、ちゃんと舞にしゃべらせているのもGoodですね。

あと、あまりここに触れる人はいないと思いますが「この街には、記憶を失くす……」という、祐一静かなセルフ突っ込みは、いいなと思いました。
原作を知らずにこの回を見ている人は、真琴、あゆ、祐一と立て続けで、絶対にこの『みんな記憶を失っている』という都合よさが気になると思うんですよ。そこを、あえて言わせることによって「私たちは分かって作ってるんですよ」というメッセージが送られた気がして。

ひとつだけ突っ込ませていただくならあゆに対する態度。「うぐぅを使いこなすのは無理だった」って返し方をするとあゆシナリオだけに存在している『好感度』のパラメータが下がり引越しも手伝わせていないようだから攻略できなくなるんですがねっ!!(怒笑)
……は!? ま、ままままさかこのアニメの結末は、あゆエンドではないのか……。


次週は原作に無かった真琴とあゆの邂逅があるようで、舞の『戦闘』とあわせて、楽しみです。ようやくエンジンがかかってきた……!

10/21追記
TBいただいたhttp://narumi71.blog6.fc2.com/blog-entry-13.html より
背中にコンニャクを入れられたような、もとい目のガツンと覚めるような解釈がありましたのでご紹介。
この記事を上げた後もう1度第3話を観返してたのですが、ラストの祐一と真琴の会話で1つ引っかかるセリフが。

真琴「可愛いの!真琴が、真琴は可愛いって言ってるんだから可愛いの!」

管理人は記憶に残ってないんですが、これって原作でもあったセリフでしたっけ?
……考え過ぎかもしらんが、もし万が一これがアニメオリジナルのセリフだとすると『本物の沢渡真琴』が登場する伏線だったりして……

確かに「『可愛いといっている真琴』と『言われている真琴』が同一であるという保証は無い」ですよね。今後の展開、またひとつ楽しみが増えましたよ!


……しかしまぁ、鑑賞している奴らの十人中10人が祐一がしゃべる度にキョン君キョン君と……自分が声優に一切興味を持たないせいでしょうが……お黙り!
ラベル:Kanon
posted by あるごる。 at 11:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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