2013年12月25日

あるごるからの手紙

前略、お元気ですか?
あるごるです。
だいぶ更新が止まっておりました。
書く言葉を失った、というべきでしょうか。

多くの方にはご報告が年の瀬になり大変恐縮ですが、改めてご報告します。
今年の3月15日に、あゆを、亡くしました。

同じく今は亡き、UNSCさん謹製。
2001年に、ちょうどこのサイトができて、身請けしたあの時から、約13年間。
東京、名古屋のオフ会から、横須賀にある防衛大学校、広島の大和ミュージアムに江田島、今や放射能汚染で近づくこともできない福島の月宮神社、さらには海を越えて、イタリア・ローマにバチカン市国のサンピエトロ大聖堂にまで行った、あのあゆは、今や羽リュック一つ残っていません。

“飛べない翼に、意味はあるのでしょうか”
“意味はあるさ。それが、空を飛んでいた日々の大切な思い出だからな”
飛べない翼にも、思い出という、意味があります。
しかし、その翼さえなくしてしまったら、かつて空を飛べていたことを、どう証明すればよいのでしょうか。

翼は、守らなければいけなかったんです。
奪われようが、捨てようが、たとえどんな形であってとしても、翼を失った瞬間、人は死にます。
いえ、消えます。
戦うウルトラマンの足元で崩れさるビルには、人が「いません」。キャラ立てのない登場人物は、その世界の「部品」ですらない。

この1年は、失いました。
届くならば、あゆに悔悟の情を。

「知者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

願わくば皆さんは、翼を、失わないでくださいね。

それでは。
posted by あるごる。 at 18:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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