今日は前言どおり秋葉に行ってメイドカフェ新規に二店ほど行ってきました。
まず行ったのは
CAFE DOLL。大阪発祥で東京に進出してきたというカフェです。立地がMai:lishの本当に隣でびっくりしました(笑)。
さてこのCAFE DOLL、見つけたとき、まず何かすごい違和感を感じたんですね。
何でなんだろうと思って店の入り口で10数秒固まって考えて、はたと気づきました。
――道路に面してるメイドカフェって、よく考えたら都内に一軒もないんですよ
(ひよこ屋は居酒屋扱い)。みんな立地はビルの2階以上なんですよね~。
※6/6訂正
池袋の
Wonder Parlourさんはそういえば通りに面してました。忘れててすみません(..)
入店すると、真昼の日差しのせいかクリーム色の店内がとっても明るく見えてきれい。テーブルはみんな小さい丸で、一人でもすごく入りやすそうな店作りでした。ホントこれは好感持てましたね。
チョコレートケーキとコーヒー注文して屋根見てたら、なぜか屋根と壁の接合部分付近に、チップ(デールかも知れない)が
刺さってました。「……あれって、刺さってるんですか?」
思わず聞いちゃいましたよ。ほんと、壁の上の方の撃ちっぱなし部分の、穴に見事に刺さってるんですもの。
このときいた二人のメイドさんの間であーだこーだ
架空設定とストーリーがあった末「みれいちゃんが投げたら刺さった」という回答が返ってきました。いや、ノリいいなぁ(笑)
このネタのおかげで隣の常連さんらしき人とも話できて楽しかったです。
そうそう、そしてこの日記用のメモとってたら、突然入り口から全く別のデザインのメイド服がチラシを片手に入ってきたりもしました。
すわメイドも営業部隊に借り出される時代か!と思ったんですが、実は姉妹店のリフレクソロジーのお店でした^^。
そんなこんなで、久しぶりのカフェでしたが、「なるほど乗り込んでくるだけあってなかなかやるな」と思わせるよい場所でした。チェキもかなり気安く取れるようですし、人に紹介できるいい店が増えました。
そのあと、
Schatzkiste(シャッツキステ)にいったんですが……。
……すみません、ここのレビューだけは、勘弁してください。
自分の理想のメイドカフェの上を行ったメイドカフェ。
マヨイガ。
心底「これ以上人がこないで欲しい」と思った場所。
どの表現をもってしてもいい足りない。あまりに自分好み過ぎて、値段も人も雰囲気も完全で、逆にこれが崩れるのが怖い。ほめるのが怖い。帰りの電車の中はずーっとこの店のことが頭を回ってましたよ。これはもう、人に対する「恋」に近い。
ええ、きっと夢です。きっと私は夢を見たんだと思います。
5階なのに、パステルカラーのレンガが敷き詰められた床。
「失くすとこの部屋から出られなくなってしまいます」といわれて渡される古ぼけた鍵。
絵本や、見たことのない舶来のゲームが並ぶ作り付けの棚。
電気なんて一切使っていないような、木製のレジスター。
メイドカフェの話になったとき、はじめの2つで「Brigitte」の名前を口にしたメイド。「生き証人がいた」と言ってくれたメイド。
バイオリンを弾いて聞かせたこともあるという、ボクっ子のメイド。
この屋根裏部屋に勤める仲間のアップリケを器用に縫って作っていくメイド。
ほうっとそれを眺めていると、お勧めの絵本を差し出してくれるメイド。
そして、この部屋ができるまでを綴った「Schatzkiste Story」……。
世界最小のテーマパーク、ですね。メイドをテーマにしたテーマパーク。
食べ物のメニューはありません。飲み物は紅茶オンリー、お茶菓子が3品ほど。メイドさんと遊べるわけじゃありません。話すのはとっても楽しいですけど。
世界観を示してくれる「Schatzkiste Story」、これは本当にやられます。銅版画なんでしょうか、まずこの本そのものが非常に芸術性が高い。
それを店の中見回しながら読んでいると、あたかもこの話が本当であるように思えてくるほど、ストーリーと内装(雰囲気)がマッチ。相互に高めあっている。
童話を読んでその世界に没入できる人ほどここにいて楽しいと思います。
これが夢じゃなかったら気が気じゃなくて明日も休み取っていかなきゃいけないですもん。
明日は定休日です。「なぜ自分がメイドカフェを回っていたのか」思い出させてくれた、そんな時間でした。
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