2005年07月04日

Title:ホームページの感想

サイト管理人(またはネットにメアド出している人)なら、毎日spamの10通や20通もらってますよね? こんばんはあるごるです。
まぁ、大体はセキュリティソフトを入れているのでそんなのは目にすることもなくゴミ箱行きですが、いたちごっこのこの業界、毎日何通かは網の目をすり抜けて入ってきます。ご多分に漏れず私もそうでした。
で、そのすり抜けメールの中に、今日のタイトル「ホームページの感想」というメールはあったのです。
アドレスを見ると、@以下はybb。
「また新手のspamかよ…」と思いつつ、どんな文面なのか気になったので(こういうspamメールの頭の悪い文面そのものは嫌いじゃないです^^)安全を確認後、開けてみたのですよ。

マジもんのSSの感想でした。

精神疲労が一撃で飛びました。ふー、あぶないあぶない。世の中疑うばかりが能じゃないですわ。

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2005年07月05日

体も軽くなったところでbook baton

前略、親知らず抜いてきました。こんばんはあるごるです。
日記には書いてなかったですけれど、先週治療してから数日のうちに、問題の歯、欠けてしまいまして……それできっぱり諦めがつきました。
麻酔が効いていたので、今回も痛みはあまりなかったです、時間はかかりましたけどね。
しかしやってる最中は「めりめりっ」とただへし折ってるように聞こえてたのに、終わってみると根っこまできれいに抜けてるんですよ。やっぱりこの医者、腕がいいわ…。

というわけで憑き物も落ちたところで、伸ばし伸ばしになっていたbook batonをやらせていただきますー。

<book baton>

■持っている本の冊数
漫画も小説もほとんどない!……と言おうとしたんですが、マリア様がみてる(今野緒雪/コバルト文庫)と三国志(北方謙三/ハルキ文庫)で結構な数になりました(笑) これって同人の文庫本は含めてもいいんでしょうかねぇ……書店売りしている本限定なら70冊ぐらい。


■今読みかけの本 or 読もうと思っている本
バッテリー(あさのあつこ/角川文庫)
買ったはいいが、早くも投げ気味です(笑) 売れてるみたいだけど自分にはあわない人なのかも…。


■最後に買った本(既読、未読問わず)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
(山田真哉/光文社文庫)
実用書でもいいんですよね?(笑)
前置きはさておき、久しぶりにすごくinterestingな本でした。さおだけ屋が潰れない理由、住宅街に高級洋食屋がある理由、純粋に知りたかったあの疑問の答えが出ていて、それを知るだけでも価値がありました。ホント、誰が買っても損はない本です、お勧め。


■特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
その本にあったときのウザイ思い出語りも交えながら…

ゑゐり庵綺譚(梶尾真治/徳間書店)
他星系へ一瞬にして繋がる特異空間アトランダム・ジャンクションの近傍にあることから,中継ステーションとして栄える惑星ズヴゥフルV。その宇宙空港にある一軒のソバ屋“ゑゐり庵”は,銀河版ミシュラン・ガイドブックで“五つ星”を与えられたほどの美味なソバで有名だった。今日もまた,あらゆる星系から来た客たちが“ゑゐり庵”の暖簾をくぐる…

最初はこれから。小学校のころ、親父が「読み終えたから」と渡してくれた本で、入手経路は不明。ですがとても気に入って、今でも各話のあらすじが言えるほど読みまくりました。
「ニグラグ地獄」は今でもトラウマ。「異空の三本〆」と「ヘレヌス流化石道」が特に好きだったです。
思いっきりマイナーなの突いたつもりだったのに、検索するとこの本、それなり取り上げられているんですよね…今手元にはないですけれど、探せばもう一回手にとれるかなぁ。

パラサイト・イヴ (瀬名秀明/角川書店)
永島利明は大学の薬学部に勤務する気鋭の生化学者で、ミトコンドリアの研究で実績をあげていた。ある日、その妻の聖美が、不可解な交通事故をおこし脳死してしまう。聖美は腎バンクに登録していたため、腎不全患者の中から適合者が検索され、安斉麻理子という14歳の少女が選び出される。利明は聖美の突然の死を受け入れることができず、腎の摘出の時に聖美の肝細胞を採取し、培養することを思いつく。しかし、"Eve 1"と名づけられたその細胞は、しだいに特異な性質を露わにしていった…。

次は有名ですがこれ。読んだのは入試の頃かな? 会場で呼んだ記憶が。
科学知識はあまりなかったですけど、えぐい描写とサスペンスに惹かれました。「ATPが全力で生産・消費されると人が跡形もなく燃えるんだなぁ」とかにとっても感心。それと、当時から博士の異常な愛情にびびってみたり。読み方を変えれば、移植医療の話でもあるんですけれどねぇ……。
ちなみに瀬名さんはこれを皮切りにどんどん本を出しましたが、私は他の話は読んでません。これに限らず、私は「人」より「作品」に入れ込む傾向があります。

星界の紋章〈1〉帝国の王女(森岡浩之/ハヤカワ文庫)
惑星マーティンの平和は突如襲来した宇宙艦隊によって破られた。侵略者の名はアーヴ、遺伝子改造によって宇宙空間に適応した人類の子孫だという。彼らの強大な軍事力の前に全面降伏の道を選んだ惑星政府主席の決断は、その幼い息子ジントの将来を大きく変えた――運命のいたずらでアーヴの星間帝国の貴族となった少年の冒険行を、SFマインドあふれる設定と、息もつがせぬストーリーで描いた気鋭のスペースオペラ超大作。

3冊目と4冊目は同時期になるのかな。当時は高校の図書館の文庫棚で、誰にも借りられず埃をかぶっていたこれ。ふらふらと借りて、2巻まで読んだらまぁ大変。なんか書店でも騒がれるわアニメになるわと一気に火がついてしまって、借りて読めなくなってしまった……。というわけでせっせと購入して今に至ります。
このシリーズは何と言ってもラフィールの台詞回しでしょう! 個人的にベストを選ぶならば「死への憧れの表明か? 喜んで手伝ってやるぞ」(笑)この台詞が出てくる第一巻を今回はあげさせてもらいました。

同級生 [きっと、忘れない夏](中山文十郎/ワニブックス)
生涯でたった一度きりの高校3年の夏休みは、「俺」に最高の想い出をプレゼントしてくれた。「俺」にはもったいなさすぎるほどの美しく魅力的な女性たち。だが、その時まだ気がつかなかった。終わらない夏はないってことを…。超人気パソコンゲーム「同級生」小説版、待望の最終巻。

そこっ! 呆れない! そこっ! 凶器集合させない! そこっ! お願いだから引かないで〜(泣)
高校の部室で何か他のブツ(フランス書院だったのかな…?)を読んでてスイッチが入り、一念発起して買ったのがこの前巻「星空の記憶」。しかし、予想外の文章の上手さ・ストーリー・ラブラブ度に衝撃を受け、当時としてはかなり高い買い物ながら、続刊のこれを買い今に至っています。
ゲームは未プレイですが、「使える」と同時に、そのストーリー運びの良さに感服します。男子校だったせいもあるでしょうが、読んでるときどきどきわくわくしましたもん。その後もこの手のノベルスを漁ったけれど、どれも基礎文章力がなっちゃいないし、肝心のシーンの描写も下手……この本に匹敵するものはありませんでしたね。
「挿絵の絵描きが好きだから」と友達にコピー取らせてあげたこともありましたねぇ。今でも、Over18のSSを書くときは参考にするため引っ張り出してきます。

新・時空のクロス・ロード〈3〉赤い心の女の子 (鷹見一幸/電撃文庫)
いつもどこからか現われては真一の世話を焼く不思議な少女・有紀。「困っている人は、関係ない人じゃないんだよ」と微笑む彼女に、引け目からか真一はつい反発してしまう。一方、時を同じくして、巷で愉快犯的な事件が続発する。その一つに真一は巻き込まれてしまうが、窮地を救ってくれたのはまたもや有紀であった。そして真一は驚愕の真実を知らされる。有紀にはこの世界を破滅から救う使命があるというのだ―。しかもその鍵は真一が握っているらしい。自分の存在意義に確信を持てない真一だったが、その勇気を試される時は間近に迫っていた。

一番最近はこれです。公務員試験に失敗し、まだ就職活動をはじめる元気がないときに、逃げるように読みました。
人に勧めるなら一作目の「ピクニックは終末に」や「緑の指の女の子」なんですが、自分の中で一番印象に残ってるのがこれです。最後の最後の台詞が、どうしても忘れられなくて。
抜書きしても伝わらないので、あえてその台詞は書きません。あまりに直球過ぎて、共感してくれる人はほとんどいないと思いますけどね。でもいいんです『自分の』思い入れのある本なんだから。
もしセリフを確認したい人がいるならお願いです。せめて、この巻だけでも読んでから探してください。


■次にまわす人5人まで
spamを回すのは悪いので(笑)、ここでおしまいです。しかし亜種はいくつ発生してるんだろうな……


以上、書いていたらとんでもなく長くなってしまいましたが、これにて終了です。読んでいただきありがとうございました。
(上記斜線部・本のあらすじは
「ゑゐり庵綺譚」のみhttp://www.minc.ne.jp/~yoshir/yoshir/novel/eiriankitan.htmlから
その他はAmazon.co.jpからそれぞれ引用させていただきました)

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posted by あるごる。 at 23:10| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

水深5メートルの試練

……ダイニングにまつわる、こんな悲しい愛のお話があります。
とあるカップルが、とある沈船ダイビングに参加しました。
楽しく遊泳をしエアも限界、さぁ浮上となったそのとき、女の子が船内の障害物に引っかかってしまいました。
切り離す工具もなく、分け与えられるエアもなく、遥か沖合いまで出てしまっているので救助を待つこともできない。
そのとき相手の男はどうしたか。
彼は、空気が切れるまで彼女の元にとどまり、やがて二人とも溺死したそうです……。

まー突っ込みどころもいろいろあるんですが、まずは言いたい。水圧の世界は愛で乗り越えられないほど苦しいです。こんばんはあるごるです。
さてさて私、弟から誘われまして、この7月からダイビングのライセンス取得に動いております。一番初歩のライセンスは4日間で取得できるのですが、今日はその二日目。プールでのダイビング練習でした。
プールといっても、市民プールみたいなのじゃありません、水深5メートルまであるダイビング用の特設プールです。
5メートル。この数字を皆さんがどう思うか分かりませんが、正直浅くないですよ。準備ナシに素潜りすれば、間違いなく鼓膜に激痛が走ります。レギュレーター(ダイバーが口にくわえて息吸う奴)だけを頼りに水底にいると、水面の遠さに恐れおののきます。この深度でも体は押されるし、いっぺん息を乱すと口からしか息を吸えないので一気に呼吸困難、ピンチです。言っときますが、私かなり泳げますからね?^^;

そんな世界で、潜行・浮上や、ホバリング、ゴーグルや潜水機材の(水中での)着脱、他人から空気を分け与えてもらう方法などなどを学習しました。
私はウエットスーツがうまく着れなかったり、足ひれつけてのバタ足がうまく行かなかったりと、序盤足引っ張りまくり。全員初心者だっただけに悔しさ情けなさ倍増でしたが、最後は何とか形にすることができました。
来週土日は伊豆半島の海に潜ってきます。さて、月曜日は休みじゃないけれど体がもつかな……(苦笑)
posted by あるごる。 at 23:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

うみいってきます

おはようございます。現在午前4時半ちょっと前です。あるごるです。
前回書いたダイビングの、海洋実習が今日から始まります。
「海の日の3連休だから、早く行かないと道が混んじゃう!」との一言で集合時間が早まり、この家からは始発で出ざるを得なくなりました。ちっとも休日じゃありません(笑)

海中で寝て海の藻屑にならないように気をつけます……では。
posted by あるごる。 at 04:27| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

一日目result⇒生存

明日も今日と同じ時間に行動しなければならないので、簡単に。

<今日見たもの>
・始発発車前の駅の改札前で転がったまま意識を失っている若いサラリーマン。
・集合場所に行く前のコンビニ前で、ビール&焼き鳥を飲食していた、おそらくは無宿人のおじさま2名
・3連休初日で混む道路
・「え? ここがダイビングポイントなの?」っていう海岸
・てか、思いっきり漁港じゃん!(ちなみに場所は福浦です)
・はやくも一本目を潜ってきた大勢のダイバーたち
・なんかみょーにうねりの高い海
・透明度7~8メートルの海中
・ヒメスズメダイやヒメジなどの、お魚たち。
posted by あるごる。 at 23:12| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

2日目result⇒生存 取得:Cカード

こんばんはあるごるです。海洋実習二日目(今日は江の浦でした)も無事終了。
PADIオープンウォーターダイバーとしての認定証、通称Cカードを取得しました。
土日が3週間ほど消えましたけれど、終わってみたらあっという間だったなぁって感じです。
プールより海のほうが、見るものがあって楽しいせいか、息苦しさを感じなかったです。
いつも穴倉の中にいるイメージのウツボが、泳いでこちらに向かってきた時はびびりましたが、楽しかったですよ。

感謝の意を込めて、通っていたスクールにリンク張っておきます。
SEE POINT http://www.seapoint.co.jp/frame.html

さて……いつまでも遊んでられないぞ…と。(あしたしごとです)

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posted by あるごる。 at 23:11| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

亜種、来る。

「くる」も「きたる」も変換してしまえば一緒、カッコつけようとしても文章じゃなかなかうまく行かないこともあります、こんばんはあるごるです。
さて、鯨さんより今度は、『SSバトン』なるものが飛んできました。(飛ばされたのはかなり前なんですけれどね…)
リクエストSSどころか、更新もろくすっぽやっていない私にとっては嬉しさ半分、激痛半分(笑)なのですが、いっちょやらせていただきます。


・今まで読んだSSの数
お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのか? by DIO様
1999年にTo HeartSSからこの世界に入りましたけどね……何本読んだかなんて答えられる人がいるんでしょうか?(苦笑)
まだ4桁には入っていないだろう、とお答えしておきます。


・最後に読んだSS
マリみてSS 『紡いだ絆の温かさ』(日本猫語促進会
滝さんの書かれた由乃×祐麒SS連作のフィナーレなんですけれど、こんなにわくわくするSSを読んだのは久しぶりでした! 
このあとの『思い入れのある五つのSS』の数の確保のため、ここで書きましたが、文句なしにベスト5に入る面白さ。いろいろ意見があると思いますけれど、私は、SSに一番大切なものは『面白さ』だと考えます。「部分的になんて書けません、とにかく面白かったです!」といわせられれば勝ち。そういうもんです。


・思い入れのある五つのSS
100質に書いているものと一部重複しますが……今回は「感動する!」「笑える!」ではなく「夢中になった!」SSをあげさせてもらいます。

『琴音歳時記』(To HeartSS/小栗秀幸さん)
界隈では凄いSSの褒め言葉として『金を払ってでも読みたい作品』という言い回しを用いることがあります。私が金を払うとしたら、このSSです。
マイPCの中で最も数が多いのは、実はTo HeartSSだったりします。そのなかでもこの上手さは一つ抜きん出ています。タイトルのとおり、琴音ちゃんが季節ごとの浩之とのやり取りを、一人称で語っていくってSSなんですけどね。風景の描写、一人称の呼吸、そして微笑まずにはおれない、暖かなストーリー。SSどころか、短編小説の手本というべき作品です。
ぜひ皆さんに読んでいただきたいっ!……んですが、残念ながらサイトが閉鎖され、通常の手段ではもう二度と読むことは叶いません……。残念無念。

※2006/05/22追記
読めるところありました! しゃむてぃるさんサンクスです。

『オトナになる前に』(痕SS/いぬいあきらさん/最果ての地
痕SSからはこれをエントリー……って、ほとんど他の痕SS読んでいないですけれどね(爆)
100質にも書いていますが、いぬいあきらさんは私の理想とするSS作家さんです。誰にも負けないほど博識でありながら、決してそれをひけらかさない。圧倒的な文章力があるのに、世界はあくまで原作の中にとどめる。これが両方ともできる作家さんは、殆どいません。
いぬいさんの作はどの作品も上手くて大好きなのですが『面白い』という観点ではこれがNO.1です。七夕が舞台のSSなんですが、初音ちゃんの無邪気な願いがもう。

『紅薔薇の系譜』(マリみてSS/志音soniさん/sonidogs
マリみてSSからはこれをエントリーします。紅薔薇のロザリオをめぐるとある事件からスタートする長編SS。なかなか更新されない続きが気になって気になって仕方なかったです。
オリキャラを使うことが好きじゃない私ですけど、これだけ大勢のオリキャラ(原作の山百合会メンバーと同数か?)に個性を持たせ、なおかつ一本筋の通ったストーリーを作り上げた腕には脱帽です。 何せ6世代の白薔薇ですよ? ご一読を!

『隠しシナリオ・水瀬秋子』(KanonSS/田尻さん)
名作ぞろいのKanonSS部門ですが「面白い」で言えば、いの一番にこれをあげたいと思います。名が体を表わすとおり、原作にはなかった水瀬秋子をヒロインとしたIFストーリー。原作の名雪シナリオを追いながら展開してゆくため、先の展開も読めるんですが『わかっちゃいるけど面白い!』の典型例! コレも現在通常の手段では読めないのが惜しいですが、作者様は必ず復活させると宣言しています。期待しませう。

『NAGARE~歌姫(DIVA/ディーヴァ)』(KanonSS/更科悠乃さん/Beyond the Air
どのSSをあげようか、かなり迷いました。だけれど敢えて、この作品をあげます。
オリキャラを使った、KanonのIFストーリー長編です。ものすごい人気で、当時は「原作以上」「かのんSSから1本を残し全て公開許可取り消しとすればこの1本か」などの賛辞もよく目にしました。
かつてランキングRXというサイトで大規模な人気投票をしたとき、その第2回・第3回で首位に輝き続けてましたし、実際にこの方シナリオライターになりましたしね。
けれど『敢えて』です。なぜか。その思い入れが『負』の思い入れだからです。

言っちゃなんですが、読んだ時、若かった私はかなり憤慨したんですよ~。
Kanonという作品のエッセンスは、壊れギャグSSと同じぐらいしか残っていないのに、それがKanonSSの代表格のように崇められている……ってね。
当時「叩きたい」と思ったことをはっきりと覚えています。まぁちょうどその時、掲示板で私なんか足元にも及ばないくらい辛辣な叩きを行った人がいて、実際に噛み付くのは踏みとどまりましたけど^^;

上で紹介した「隠しシナリオ・水瀬秋子」の逆を行くようなSSだったから、Kanonという作品でなくても出来る小説だったから、自分の中でどうしても認められなかったんですよ。今でも、ずっと。
私がSSを書くときに最も恐れ、また読むときに最も嫌うのは「その作品(キャラ)でなくても出来る」事です。
もちろん今は、そうガチガチなわけじゃありません。多少キャラの性格が違ったって面白いSSはいくつもありますし、自分だってそういうSSを書きましたし。
でも『DIVA』はその『嫌いな条件』で書かれた中で、最高峰のSS。現在でも書きかけフォルダの中で3次創作をさせるほど、私を夢中にさせています。
その意味でコレは、私にとって、越えるべき壁なのです。


・(一番の難関である)バトンを回す五人
……懇意にしているSS書きさんが昔に比べて少なくなってしまったなぁ…。

阿部碧郎さん
新城月夜さん
童子さん
杉田モアイさん
……そしてメールで打診しましょう。東鳩狂四郎さん。以上の皆様に。


書いてみて、自分がいかにSSコミュニティから遠く離れているか、実感しましたね(苦笑)
posted by あるごる。 at 00:09| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

せっかくなので…

こないだのSSバトン、マリみてSS書きさんから回されたというのに他ジャンルのSSばかり紹介して、正直配慮が足りませんでしたね(苦笑)
もったいないですから、思い入れのある5SSのマリみてSS限定版もしてみます。今度は面白さのみならず。


『蒼月の夜想曲』(蓉子・祐巳SS/天城京介さん/天戯の鬱なZ・HARD/
BGMとともにあるSS。その破壊力を思い知ったのが、この作品です。
シリアス展開なんだから変にギャグを挟まなければいいのに、なんて思ったりもするんですが、それでもこのラブストーリーの完成度の前には吹き飛びます。BGM『月の光』を製作されたNoctuneは、私もその後お世話になりました。

『Maid in Heaven』(乃梨子・志摩子SS/Roosterさん/Dawn in a hole
カッとなってこういう風に書ければ、その人はSSの神。乃梨子のノリとツッコミにとにかく脱帽。そして投げっぱなしではなく、最後にきっちりヘッドロックして読者を絞め落とすんだからもう。私が何をキメたってこうは書けません。一気飲みしてスカッとしてください。ちなみに18禁SS。

『キレイな愛じゃなくても』(景・聖SS/飄人さん/オレンジペコ)
聖を登場人物の誰かとくっつけるSSは砂の数、星の数ほどあるけれど、一番聖さまらしいのは、実はこんな感じじゃないか。そう思わせる短編SS。景宅への不法侵入なんてとんでもないとこから始まるんですが、全編淡々とした調子です。でもそれが逆に深みにはまるんですよねぇ。

『絶対的恋愛真理』(祐巳・由乃SS/リーザさん/やまとなでしこのおへや
祐巳と由乃のらぶ短編SS。なんですが、キャラにとどまらず、「好き」とは何かを教えられた作品。正直他の作品のSSでばつんと引用したいです。これはもう語るのが野暮ってタイプの話。ぱっと呼んでがーんとやられてください。この方の短編は、他も珠玉ぞろいで大大好きです。

『"偽伝"レイニーブルー』(オールキャストSS/Lythsさん/Lyths
最後は連載中のSSです。レイニーブルーのアナザーストーリーはたくさんありますが、私はコレが一番自分の琴線に触れました。なんていうんでしょうね……「絶望」と「復活」が少年漫画みたいに熱い!って感じ。辛い話なのに、冒険をしているように、何かわくわくするって言うか(褒め言葉になっているのか怪しいですけれど)
現在連載がとまっているようなので、続きを祈念する意味でも(を


私はどちらかというと短編が好きです。壮大さもいいですが、短い中に言いたいことを凝縮させたSSはやっぱり破壊力が違うと思ってます。自分もそうありたいものですねぇ。
posted by あるごる。 at 23:29| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

ちゅいーん…ちく(いて)…くらくら……がたがたがた!

「じ、地震だぁ!」

こんばんはあるごるです。今日の地震はびっくりさせられましたね。もっとも、首都高を止めたり、対策本部立てたり、あまつさえキャラクターショウにつながる電車をすべて止めるレベルではないとも思いますが……(苦笑)

ただ、私は死の危険を感じました。
その地震が発生したとき、私……歯医者にいたんですよ(爆)今日のタイトルは、その状況。
まぁ今日の治療は歯石取りだった上、女医さんもすぐに機械をはずしてくれたからよかったですが、コレが本治療の削ってる最中だったら……(滝汗)
床屋と並んで、ここでは二度と遭いたくないもんですね、地震。
posted by あるごる。 at 23:54| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

風に吹かれて豆腐屋ジョニー

 台風に乗ってやってきたようです。

あゆが手に持っているブツこそ「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」
このイカした名前の豆腐は、弟に教えられました。そうです、こいつは 050726_1933~001.jpg 豆腐なんです。
絹をさらに柔らかくした、プリンのような舌触りと味わい。高いだけあって美味しかったです。
元情報元に書いてあったので、製造元の三和豆友のサイトに行ったんですが……本当にテーマソングあるし!(爆笑) 世の中にはまだまだ未知なる物が潜んでます。
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posted by あるごる。 at 22:50| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

おぺれーしょん・さんくちゅあり(from はにはに)

どこまで行けばいいのだろう。
どこかにあるのだろうか。
この永い黄昏から救われる「サンクチュアリ」は。

かのん! えー、案外近いところ(池袋西口)にありました。こんばんはあるごるです。
昨日童子さんの日記を見ていたところ、池袋にKanonなる店があると知りました。
うわ、何で今まで気がつかなかったんだろ! 今回は依頼を受けたわけじゃませんが、いてもたってもいられず、早速特攻してきました。
リンク先を見てもらえば分かるとおり、お店は普通のオサレなダイニングです。残念ながらネタになりそうなメニューはなかったですけれどね、テーブル席ばかりなのに入り口で靴脱ぐちょっと変わったお店でした。

店内からその報告をあげたら、童子さんから次なる指令が飛んできました。本当にうちのボスは人使いが荒い(笑)
次の目標は、一昨日出来たばかりの新メイドカフェ・プリンセスプリン。ホームページも地図も見たことのない店に、文字情報だけで向かうことになりました。
 ……なんか立ち飲み屋の上にあるんですが……。
かすかな地雷の予感を感じつつ店に 入ったんですが……いやもう、そんなこと思って本当にすみませんでした!!
店頭から「ゆきの」さんの初々しさもすごくすごく良かったのですが、なんと言ってもコミュニケーション。今日は4人が勤務だったんですが、とにかく手が空いたらテーブルに来て絡んでくれるんですよ。開店キャンペーンでプロマイドやくじ引きを持ってきてくれたりするんですが、それ以外のときもじゃんじゃん。最初から、店の常連さんになったような気分です。(まぁ本気で通い始めた人なんか、PS2ソフト「しばいみち」もって来てましたけどね。メニュー『ゲーム』として持ち込むことが出来るんですけれど……こんなのBrigitteでしか見たことないぞ^^;)

基本は60分間2500円飲み放題(男性)そのためか、他のサイドメニューは300円、フードも500円と控えめな値段になっています。メイドさんとのゲームも250円から出来ますしね。
しっかし! 愚かにも私はこの店に入る前にカタログと小説を買ってしまった為に、入店料で財布の中身が超ギリギリ。開店記念キャンペーンでゲーム料金が5分の1(=50円)にならなければ、ワンプレイもできない状態でした(爆) そりゃ昼間っから3杯もアルコールあけるわ!(笑) 
これにネタの神が気を良くしたのか、「ひかる」さんと『黒ひげ危機一髪』をやったら、『一撃死』『50/50の状況に勝利し、敗北確定の黒ひげを渡す』『剣を全部指したのに黒ひげが飛ばないという珍事を立て続けに起してくれました。あと、全部中身がばらばらで10枚ある封筒の中から、引かせてくれたメイド「きいちご」さんのプロマイドを当てるとかね。
もうとにかく楽しくて、カタログとか小説とか開くこともないまま、あっという間に60分間。絶対また来ようと思って退店しました。

そのあと、せっかくなので軍資金を追加しWonder Parlourにも行ってきました。ショコラケーキとアイスティーを注文。静かな環境で『とある魔術師の 禁書目録インデックス』(鎌池和馬/電撃文庫)を半分ほど読んできました。さっきのプリンセスプリンが「動」のTOPなら、クラッシックメイドカフェのここは「静」の最高峰ですね。存分にくつろぎ、クールダウンしてきました。

おそらく休日の今日、秋葉原のメイドカフェはどこも混雑、一人で楽しむほどの余裕はないでしょう。それが池袋なら思うがままに楽しめる。終日、今日はちょっと得した気分でしたね~。

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posted by あるごる。 at 23:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする